20150125

Zalto


 
グラスに口をつけた瞬間、「何これ」
注がれた中身のほうじゃなくてグラスそのものに。
唇にグラスが触れるその感触が柔らかい。 「えっ?」ってグラスを持つ手に力を入れると飲み口が楕円に変形する。 台座を持ってグラスを回すとステムから上が撓る。 繊細で弾力があるグラス。 思わず 「このグラスなに?」って聞きました。
  
 
このレストランが好きなのは料理意外にもいろいろ良い物教えてもらえるから。 グランメゾン(行ったことないけど)だとグラスはバカラ、カトラリーはクリストフル的に一流ブランド揃えになるのだろうけどそういうのとは違う。 ワイングラスなんて試しに買って試すなんて絶対しないから、図らずもこういういいものを体験させてくれることが嬉しい。 
  
 
      

 
ワインの産地に応じてグラスの形状をかえてデザインした元祖はRIEDEL(リーデル)。 このZalto(ザルト)についてググるとオーストリアのレストランではそのリーデルの採用率を凌ぐ勢いとあった。

 
ただ、このグラスを使ってみて思ったのだけど、これをレストランで採用するのはかなりリスクが伴うに違いない。 とにかく作りが繊細。 洗うにしてもステムがしなってヒヤヒヤしっぱなし。 食洗機OKだそうだが、大量のグラスを洗うとなるとかなり神経を使うことでしょう。 ワイングラスそのものに感動するなんてことが人生であるとは思はなかった。 硬いクリスタルガラスとは全く別のものだから比べる意味もないけれどバカラの半額ほどの値段というのもいい。
 
 
 
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2 件のコメント:

  1. このグラスを使うお店ってすごいです! しなるグラスはZALTOもZWIESELも長持ちします。
    美脚の女性のピンヒールごとき美しさは、スチールバイクの集合ステー同様萌えます。
    洗う際の繊細さは、緊張感伴いますがパン切りナイフと同じ感覚で接すれば大丈夫です。
    合わせるワインがMARGAUXならさぞ甘美でしょうね。一度は訪れてみたくなるお店です!

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  2. こんにちは。
    zwieselと言うのも柔らかいんですね。全然知りませんでした。随分お詳しいんですね。女性だとこういう食器、グラス類詳しい人いますけど、男だと珍しいとおもいます。
    そう言えばTOTOさん関西?ですよね。この店ポンテヴェッキオですよ。マルゴでもこれはお安いのですが、このクラスならグラスで頼んでも普通になん種類でも出てきますし、好みを言えば幾らでも開けてくれます。そういう意味では、ワイン好きにもかなりおすすめですよ。たくさん支店ありますが、オススメできるのは北浜本店のみですのでご注意ください。

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