20130119

NAPOLI PIZZAS


 
機体は高度を下げベスビオ山を真横に見ながらナポリにアプローチする。
 
 
スペインからLCCでわずか€80だったものだからナポリに飛んできた。 ナポリ空港はナポリ市街のすぐ側にあることもあって、ベスビオとナポリ市街を舐めながらの着陸はエキサイティングだった。
  
  
  

 
昔の旅のスタイルと言えばガイドブック等完全無視で、自分の嗅覚だけで歩きまわることだった。 そんなことだから、人に代表的な場所について聞かれても、「その側までは行った筈だけどそこは行ってない」 とかそんなことがしょっちゅうあった。
 
  
なのに、今はガイドブックにベスビオの火山灰土壌のワイン”LACRYMA CHRISTI”(キリストの涙) とあればそれを注文し、それほど好きでもないピッツァが必食とあればガイド通りに、老舗の名前があるそこへ行く。  素直に行動して嗅覚以外のところに出会うのも割と心地いい。
 
 
 
ところで、本場では老舗の有名店と言えども直径35cmもある巨大なマルゲリータが€7程度と安かった(本物の水牛の乳を使ったモッツァレッラで、牛の乳のは€5。)。 現地人はその馬鹿でかいのをペロッと食って出て行くが、食べるは遅いほうじゃない自分でもこの巨大なのには結構時間がかかるわけで、その内にチーズが固まって、ウォーっ。。。
 
 
  
   
  
  

  

 


そして街を歩けばこれぞナポリ。 
現地の年配者には、やたらと 「カメラとカバンに気をつけて」 と注意される。  
そして旧市街のスカッパナポリの細道は汚く洗濯物はためき、路駐の車のアナログな防犯装置が凄い。 外からも視覚的にアピールして盗む気をなくさせることがガラスを割られない秘訣。


 
  
 
  
  
    

人通りが一際多い通りにDi Matteo というピッツァ屋があった。 
さっきのピッツァが今ひとつ気に入らなかったのもあって思わず一枚マルゲリータを買い食いした。
包装など無いに等しく紙にクチャクチャと包むだけ、たった€1。 齧り付けば生地がまことに旨い。
これじゃマックも簡単には蔓延れまい。 そしてこのファストフード感覚が本来のピッツァの姿なのだろう。
  
 
  
ところでこのピッツァ屋の中ではラテン系に混じって平たい顔属がピッツァを焼いていた。(左から二人目の彼)  声をかけてみたらなんと日本人である。 イタリア語なんて話せないまま来てここで修行しているんだとか。 
これはいい。 日本には既に本物のピッツァは蔓延しているのだから、値段を含め是非この気軽に食べられる文化を持ってきて貰いたいなあ。
 
 
 
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7 件のコメント:

  1. Fetishizmさま
    スペイン、イタリヤなんて羨ましい限りです。
    ブログの記事、拝読いたしました。
    デローザのクザーノ工房へ直オーダーされたんですね。
    私もドリアーノの手を経て組まれるチタニオ欲しくて彷徨って
    いらたこちらのブログに辿り着いたんです。
    日直通さず直オーダー可能とは、人伝で聞いては居りましたが
    うわさ程度なのかと思っていました。
    ヘッドバッチが素敵ですね。増々憧れます。
    いっその事、チタニオとコルム同時オーダーしてみようかなと
    馬鹿げた事までも妄想してしまいました。

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    1. 日本から見るとスペイン、イタリアと思いますが、飛行機でわずか一時間半だし、LCCの料金は安いし日本で東京から九州に旅行に行くよりハードルは低い感じですよ。
      チタニオをクザーノでオーダーできますが私は直ではないですよ。
      直で、出来上がった頃にイタリアに取りに行ってイタリアの郵便はまるで信用ならないのでDHLとかスイスあたりまで持って行って郵便で送るとか、そんなのも面白いかもしれませんね。
      残念ながらユーロが二割も上がってしまいましたが・・・

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    2. いっその事、0泊1日でいいかも?と思っていました。
      フレーム持ち帰りの際は、税関で怪訝な顔されることでしょうね!
      行かれる出先、素敵なところですね。
      アマルフィ、安房峠 どこも登りはかなりハードな高低差ありそうですね!
      ぜひ、ご安全に!!

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  2. ゼロ泊となると私なんぞは飛行機代入れると実に豪勢とおもってしまいますよ。
    あと気づいてしまったのですが、持ち帰り免税手続きの時にイタリアの税関でフレーム出して見せないといけないとか…かと言って、自分で日本に送るとなると免税手続きは難しくって20%近い税金を払うハメになるとか‥‥実は、イタリア行ってもう一本作るなら特別なカラーとかで注文してもいいかともかんがえていたのですが。 ハードルが高くなるとちょっといい手は無いかと考えてみたくなりますわ。


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  3. 韓国経由で、ユーラシア自走でどうでしょうか?
    以前、知り合いに日本は島国やから出られんなあと話していたら
    観光から行ったらええねんとけしかけられました。
    出来ないと決めつけたらあきませんね!
    因みに携行品で我がで使うのに課税対象になりますでしょうか?

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  4. いや日本での課税は知らんぷりでいけると思います。それよりイタリアでの消費税が問題なんですよ。 本国で受け取るのに免税価格ではないので20%近い消費税がonされた価格になりますから。Derosaで免税手続き書類をもらえたとしても消費税を返してもらうのは、空港になる筈なnです。 郵便局では多分ムリな気がします。制度上出来ても、イタリア語出来ない日本人に詳しく教えてくれそうにないですし・・・

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  5. おっしゃってる意味がよく分かりました。
    イタリアの消費税ですね、問題は。
    日本のような外国人に対しての免税制度がないですね〜
    でも、デローザ工房で直にオーダーしたという気持ちだけでも
    代え難い値打ちですね1

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