20120508

DE ROSA TITANIO 94’

Berzin's 1994 De Rosa Titano from the Giro d'Italia at DeRosa Factory



SPEEDWELL以降も Bianchi, Colnago などチタンバイクがチームのエースだけに与えられたり、スポット的に特定ステージで使われたりしたことはあったけれど、グランツールにおいてチームのメインバイクとしてチタンマシンが初めて与えられたのが94年イタリアプロチームのゲビス・バラン(Gewiss-Ballan team)が最初だった。


デローザがチタンをリリースして僅か2年目のこの年。
チタニオに乗るエフゲニー・ベルツィン (Evgeni Berzinはリエージュ・バストーニュLiège - Bastogne - Liège)でランス・アームストロング Lance Armstrong)を抑え優勝。 そして1月後のジロ・デ・イタリア(Giro d'Italia)では、マルコ・パンターニ(Marco Pantani)やミゲル・インデュライン (Miguel Indurain)を後ろに従え優勝した。 
更にフレッシュ・ワロンヌ(Flèche Wallone)では1-2-3フィニッシュで表彰台を独占、ツール・ド・フランス(Tour d’France)ではピオトル・ウグルモフPiotr Ugrumov)が2位に入る快挙を成し遂げた。


父のウーゴ(Ugo Derosa)がチタニウムについて調査研究を始めたのが1990年。 その後次男のドリアーノ(Doriano)もTIG溶接を習得し93年にはTitanioをリリース、僅かな間に華々しい成績を収めることに成功した。  その後1996年にはレースバイクのメインストリームに成りつつあったアルミのMERAK、そして2000年にはカーボンフレームのKING をリリース。 デローザはチタンでのレース出場は無くなった。  


この後ランス・アームストロングが1999年にTREKの衣装をまとったLitespeedTTバイクでタイムトライアル優勝したこともあったが、チタンフレームだけでグランツールを戦うチームは2002年のLottoチームまで待たねばならない。


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