20120408

ULYSSE NARDIN マリンクロノメーター



愛宕にあるNHK放送博物館 に参りましたら数十年前に使われていた時計が置いてあった。

放送局の標準時計として技術部に置かれていました。 0.5秒刻みで針が動くのでそれ以下は『勘』でよんでいました。

と説明にある。



ULYSSE NARDIN と言うメーカーの時計。
元々は航海用に使われたタイプで、ジンバルサポートで時計を水平に保つ機構が備えられている。
それが、NHKでも使われていたのは振動に強く、秒針が通常のものよりも大きく見やすいのがよかったのかもしれない。


このメーカーは船舶用クロノメーターの分野でほぼ独占状態になるほど成功し、日本海軍にも多数が納入された。  『坂の上の雲』 ですっかりお馴染みになったバルチック艦隊壊滅時の旗艦であった戦艦 『三笠』 にも搭載され、横須賀のみかさの艦内にも展示されている。






こういう歴史があるメーカーは、過去の伝説的なデザインをオマージュとして再現出来るわけで、歴史を知れば ULYSSE NARDIN マリンコレクションも特別のものに見えると言うもの?

  
現在日本ではあまり認知度が高くないメーカーだけれど、嘗てはナルダン型としてULYSSE NARDINのコピーと言えるキャリパーを作ったこともある程影響を受け、真似をしたメーカーが精工舎SEIKOである。


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http://feticizm.blogspot.jp/2013/08/ulysse-nardin-of-90-years-old.html
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